取引コストやコミュニケーションコストの方が高いつく時代に
ここ10年ぐらいのシステム開発の現場の変化で感じることは、
企画設計開発リリースまで1人でやった方が圧倒的に早いということ。
そもそも10年以上までは、10人以上があたりまえであった開発案件に関わる人数が減ってきているし
減ってもそれで充分対応可能になってきている。
それほど生産性や効率性が上がっている。
ある意味1人でやったほうが、やっぱりやーめたということも含めて
開発中によりよい方法が見つかるとやり直しもしやすく
コミュニケーションコストも発生しないので、トータルでみると
結局1人とか数人の方が、安くできるんだよね
これだけ効率性が変わってるのはソフトウェア業界ぐらいだろし
その影響は、他のあらゆる産業に波及するんだろうな
というか、他の産業に進出すると既存産業は太刀打ちできないだろう
少数精鋭で知識レベルの高い人に任せたほうがよく、
人数が増えることで取引コストやコミュニケーションコストの方が高いつく
時代にかわったんだよね
python開発もdjangoとか使うと楽だもんね
日本において、ITシステムはユーザー企業が作るのではなく、それを専業にしているベンダーが作る事が多い。
SI (System Integrater)と呼ばれる企業だ。
ハードウェアベンダーのSI部隊であったり、独立系と呼ばれるベンダーだったりする。
統計では受注ソフトウェアの売上になる。
大手ベンダーが受注したシステム開発の案件を、誰かが要求定義して、それを文書にして、その文書をもとに誰かが設計して、その設計書をもとに、誰かが実装をする。
テスト仕様書を誰かが作って、誰かがテストをする。
発注側とシステムを受注する企業が別の場合は、何をいくらでいつまでに作るかというのを契約で文書化(別紙)せざるおえないので、何かと文書が増えるということは想像に難くない。
ウォーターフォール開発が行われるのは、この受注発注型ソフトウェア開発に適しているからなのではないかと想像する。
自社で開発するとすると、発注側と受注側というのが、事業部と開発部と言うくくりはあるものの、同じ組織なので、いいシステムを作れば、会社が儲かって、みんなの利益になるという意味で利害関係は一致する。
何を作るかという問題についても、文書化して契約に落とし込むという作業は必要ないので、開発スピードも向上する。
もちろん、双方でプロジェクトのゴールの共有とか、どのような機能を作り込むかという合意はなんらかの方法でとる必要はあるが、契約文書に比べれば遥かに軽いカジュアルなものになる。
SIは納品すれば終わりである。
検収を受けて発注側の確認が取れれば終わる。