欧米には徹底的に見栄えを競う文化がある
なぜ多くの日本人は、欧米の文化を小洒落ていると思うのでしょうか。
文化だけでは...なぜ多くの日本人は、欧米の文化を小洒落ていると思うのでしょうか。
文化だけではありません。
ただの言語なのに英語やフランス語なども小洒落ていると思っています。
ポップスの歌詞などをみると明らかです。
もしかして外国人から見れば滑稽かも知れません。
そういう私も少なからずそう思うところは正直あります。
この心理の根底にあるものは何でしょうか。
ポイントは「小洒落ている」ことです。
お分かりになると思いますがこの感覚は独特なもので、言葉で説明しにくい不思議な魅力ですよね。
中国やアジアやアフリカ(や日本)の文化は、すごいと思ったり憧れたりすることはあっても、「小洒落ている」とはあまり感じていないと思われます。
では、その感覚は欧米の隆盛という歴史から来るものでしょうか。
それとも文化そのものが持つ特性と日本人の相性みたいなものから来ているのでしょうか。
「こじんまり文化」の日本から見ると、欧米文化のはったり臭い仰々しい文化と巨大文化(Gigantism)が日本人には珍しくみえ、その規模に圧倒されてしまっているので、欧米文化ならなんでもすごいものだとすり込まれてしまったからです。
だから意味もまったくわからないくせフランス語は美しいとかドイツ語は論理的などと思い込んでしまうのです。
本質よりも見栄えに圧倒されているからです。
欧米とはそういう文化なのです。
徹底的に見栄えを競う文化があるのです。
それは太古の昔から異民族の間で戦争したり、競争したりしてきた歴史が長いから生まれてきた文化なのです。
つまりお互いに虚勢を張り合い、はったり臭い言葉のやりとりをしてきたのです。
大陸民族の習性なのかもね。